2009年11月30日月曜日

Devendra Banhart : What Will We Be




デヴェンドラの新作。すごーーく良い!ここ数日、毎日2回は聴いてる。

なんか前と雰囲気ちょっと変わりましたね。
簡単に言うと、明るい。というか湿っぽくない。プロデューサーの影響かな?

前半は割とストレートなフォークや70'S風ロックな印象。この時点で相当良い。

そしてTRK-10から14までの、晴れやかでサイケなフォークが続く流れがさらに良い。特にスペイン語で歌われる曲が良過ぎる。やっぱりカエターノを思い起こす。最後にガレージっぽいレゲエで締めくくるのも憎い。


このアルバム、アートワークも素晴らしい。
すべてのドローイングとレタリングはデヴェンドラ自身が描いている。
ブックレットがすごく良いです。




2009年11月25日水曜日

Anthony Adverse : The Red Shoes





先週土曜日のNEWPORTはTWEE GRRRLS CLUB / VIOLET & CLAIREのスミレちゃんがDJ

ガールズ・インディーDJチームを率い、渋谷に自分のショップを構え、先日第4号目となるファンジンを発行したばかり。

まだ24なのにそんなに頑張れるって凄いよ!

情熱的で、ハッピーで、いつもかわいいスミレちゃんからはエネルギーをもらってます。

先週かけていた曲で良かった曲はすごく沢山あったのですが、ジャケも素晴らしく彼女自身もこのアルバムが大好きだと話していたのがANTHONY ADVERSEの1ST『THE RED SHOES』。

ELといえばLOUIS PHILIPPEとかMARDEN HILLぐらいしか知らなかったけど、ANTHONY ADVERSEはELを代表する女性アーティストだそうだ。

LOUIS PHILIPPEが曲を提供したこのアルバムは、まさに80'S感満載なお洒落インディー・ポップ。1STの曲が全部入ったベスト盤としてCD化されてます。



そういや、この曲がほんとヤバかったなぁ。。。
JAM TODAYの"STEREOTYPING"。






2009年11月22日日曜日

本間良二 @ 恵比寿 Bar Jam "Radio Moon"



毎月第三木曜日にムトウさんとかれこれ3年ぐらいやっている恵比寿BAR JAMのDJイベント。

この辺で気分を変えてリフレッシュしよう、ということで新たに「RADIO MOON」というタイトルを付けて、先週の木曜日は3年経って初めてゲストDJを呼んでやってみました。

第1回目のゲストは、本間良二。

ファッション界の人なら誰もが知ってる人気スタイリスト。

自身のブランド「2 TACS」、そして中目黒のショップ「FHONT SHOP」オーナー。

スケーターにしてサーファー、通称スケーファー。

最近では「巨木先輩」としても知られる。

先月は2 TACSの展示会の打ち上げをニューポートでやってくれたり、今月は一緒に海に入ったりと何かと仲良くさせてもらってる良二君。

DJはと言えば、これはもう天性ですね。ロックからヒップホップからクラシックからイージーリスニングまで、何でも自由にかけつつちゃんと人の耳に引っかかる選曲はまさにスタイリングの妙。彼の人間としての魅力が音楽にも現れていた。

後半にかけていたSUN RAのぶっ飛んだ世界観、
これこそ稲妻サングラス=ブラウン伯爵のルーツだったのだ!!


<次回の予定>
12月17日(木)21:00 ~ 4:00
RADIO MOON @ 恵比寿 BAR JAM
ゲストDJ:青野賢一



2009年11月21日土曜日

中島ノブユキ @ フクモリ「ピアノとお酒とおにぎりと。」

















木曜日は馬喰町のカフェ「フクモリ」にて中島ノブユキのライブ。

この店に置いてある大正時代のアップライト・ピアノを弾いて、自作のプレリュードとフーガ、自身のアルバムからの曲、そして中島氏が音楽を担当した来春公開の映画「人間失格」から何曲か披露してくれました。

普段は主にタンゴを演奏しているバンドネオン奏者の北村聡さんとのデュオで、素晴らしい室内楽を生でたっぷりと堪能させて頂きました。

この演奏会は今後月一でフクモリで行われるそうです。
毎回予定されているというスペシャルゲストも超楽しみ。

2009年11月17日火曜日

Original Soundtrack : Taxi Driver




















先週土曜日はアーヴァン感の竹田さんがニューポートでDJ

アーバンでしたね〜。いつもよりアーバン!

ご本人も言ってましたが、NIGHTFLYでやるときは結構上げちゃったりするんだけど、ニューポートは1人でやったから思うようなアーバンな選曲ができたと・・・

もっとAORでベタなアーバンになるかと思ってましたが、(失礼)
予想以上にソウルフルでジャジーでとても良かったです。

一番印象的だったのが『タクシードライバー』のサントラだったのですが、これは竹田さんのエピソード付きで、10年ぐらい前にニューヨークに行って、最後の日にマンハッタンから空港までバスで向かう途中、ウォークマンで聴いた『タクシードライバー』のメインテーマになぜか号泣してしまったそうです。。。

トム・スコットのサックスがめちゃめちゃアーバン。サントラの他の曲は聴いてないですが、70年代の名サントラと謳われてます。

She Talks Silence @ 渋谷 Chelsea Hotel


2009年11月12日木曜日

gm projects presents "Reverberation Room" vol.1





















NEWSHIPからの7インチでデビューを飾ったSHE TALKS SILENCEが、今週金曜日にgm tenでライブをやります。

インストアライブ的な感じで、チャージもドリンク代500円のみとなってます。ライブとあわせて、彼女の描いている絵などの展示もありますのでぜひお越しくださーい!


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gm projects presents
"REVERBERATION ROOM" vol.1
@gm ten
8:30pm open

AKICHI RECORDSディレクターの山崎真央がおすすめのアーティストを呼び、ライブを企画するシリーズ、"REVERBERATION ROOM"。見るだけ聞くだけにとどまらず、アーティストと過ごす時間もセットにしてお届けするミニ・イベントです。
今回は代々木八幡のcafe、NEWPORTのレーベル、NEW SHIPから7インチアナログでデビューした若きパンクガール、SHE TALKS SILENCEのライブを行います。
またgm projects officeをmini barにし、そこで彼女に関わる作品の展示やスライドーショーなどを投影。
そしてmini barのマスターにはBEAMSの青野賢一氏が登場。ライブあとの余韻(reverberation!)も楽しめる企画です。


[日時] 2009年11月13日 20:30開場 21:00開演
[場所] gm ten 
[料金] 500円ワンドリンク制
[live] SHE TALKS SILENCE
[mini bar master] 青野賢一(BEAMS プレス / BEAMS RECORDS)

*予約制ではありません。


[お問い合せ先]
gm ten
住所 〒106-0045東京都港区麻布十番4-1-7 三和第二ビル3F
電話 03-5439-5381
ウェブサイト www.gmprojects.jp



SHE TALKS SILENCE

山口美波(ヤマグチミナミ)のソロユニット。コンセプトは"Bedroom New Wave"。
2008 年の夏より、音楽制作を手探りで開始。自宅の寝室で、制作のすべてを行っている。
Post Punk と80s New Wave からの強い影響が感じられる研澄まされたサウンドに、女の子の持つ残酷さと冷静さ、そして崇拝するスコット・フィッツジェラルドの持つ享楽的/現実的な文学的要素が加わり、独自の楽曲へと昇華させている。
2009 年5 月、VICE MAGAZINE のPARTY に出演。9 月には、アメリカのオルタナティブ・ガールズバンドVIVIAN GIRLS と共演。
東京のアンダーグラウンドシーンで唯一無二の存在として現在注目を浴びている。

http://www.myspace.com/shetalkssilence

2009年11月10日火曜日

リミッツ・オブ・コントロール
















あやうく見逃すところだったジャームッシュの『リミッツ・オブ・コントロール』。渋谷ではもう終わっていたので、先週吉祥寺に行って見てきました。

なんか話題になってないな〜と思ったら、確かにこれは話題にはならなそうな映画。今までのジャームッシュっぽくないし。物語ではあるけど詩的で、台詞が少なく、いつものようなユーモア満載の作品とは違って、強いて言えば『デッドマン』に近いタイプ。

でもあれほど圧倒的な死生観っていう訳でもないし、ちょっと不思議な映画でした。主役のイザック・ド・バンコレが良かった。

都内での上映はもう有楽町のみで、それも今週金曜で終わりみたいです。

今週末からは『脳内ニューヨーク』ですね。あとは『パイレーツ・ロック』も見たい!両方フィリップ・シーモア・ホフマンなんだよな・・・

2009年11月9日月曜日

Thomas Dolby : The Flat Earth





















先週土曜日のNEWSOUNDは中島ノブユキ AKA "ナカジ"がDJ
すみません、学生時代からの友人なのでナカジと呼ばせてもらってます。

これまでも何度かやってもらってますが、今回は珍しくロック色が強い選曲。80年代のポストパンク〜ニューウェーブ〜ネオアコが多かったです。

中でもやられたのがこれ。

THOMAS DOLBY / THE FLAT EARTH

同名アルバムのタイトル曲です。ベースがめちゃカッコイイ!そこに絡むシンセやドラムマシーンも最高。もろ80'Sのシンセポップですね。でも聴いた瞬間は今の曲かと思いました。つまり時代を超えてる。

このアルバムには他に"I SCARE MYSELF"という曲が入っていて、こちらはホセ・パディーヤがコンピで選曲してました。今年になってリマスターされて再発されてます。

フェイジョア


















ブラシの木を枯らしてしまったので、今朝開店前に新しい植木を植え替えました。

フェイジョアという木で、YARDさんに選んで頂きました。

植え替えはなんとか一人で出来たけど、上手く根付いてくれるかなぁ・・・

2009年11月6日金曜日

岸眞衣子 @ Super Deluxe


















岸眞衣子のアルバム『KIRIE』のツアー・ファイナルということで、六本木のSUPER DELUXEでライブ。

ライブの数をこなしてアレンジも演奏も良くなって、正直すごく良かったです。アルバムにも参加しているサイケデリック・ジャズ・バンド、LAKEのメンバー3人がゲストで加わる曲も多く、2時間たっぷりやったにもかかわらず飽きさせない構成力にも驚かされました。

こういうライブ、またやれるといいですね。
アルバム『KIRIE』はニューポートでも販売してます〜

Hope Sandoval & The Warm Inventions : Through The Devil Softly


















8年振りのニュー・アルバム。こんなタイミングで新作が出るとは!
驚きと喜び入り交じりつつ、聴いたら、やっぱヤバいな〜

即死です。キラー。前作が好きな人は絶対買わなきゃ。

『BAVARIAN FRUIT BREAD』が、こちら側とあちら側を行ったり来たり、怖くなるぐらいの美しい幻影だとすれば、今度の『THROUGH THE DEVIL SOFTLY』はもうちょっとこちら側、人肌に近い温もり、距離の近い感じがする。

音が前とは違うんだよな。エンジニアリングは今回は自分達でやってるみたい。前の音は相当やばかったからね。でも曲の雰囲気は前作に通じる感じで、やっぱホープ・サンドヴァルの歌が最高ですね。

アマゾンの商品説明によると、なんとMASSIVE ATTACKの次回作にボーカルで参加しているらしい。そして彼女がヴォーカルを務めたバンド、MAZZY STARの新作も出ちゃうの!?

そんな、、ヤバ過ぎる、、

2009年11月5日木曜日

11月のNEWSOUND






















NEWPORTの毎週土曜日のDJイベント、NEWSOUNDの11月のスケジュールです。

11/07 中島ノブユキ
11/14 竹田直樹 (アーヴァン感)
11/21 SUMIRE (TWEE GRRRLS CLUB / VIOLET & CLAIRE)
11/28 青野賢一 (BEAMS RECORDS)

21:00-24:00
Charge free. Enjoy music.

nwpt.jp

2009年11月4日水曜日

Design Tide Tokyo


















昨日まで東京ミッドタウン・ホールで行われていた「デザイン・タイド」、
実は今まで行ったことがなくて、今年初めて行ってみました。

かなり盛り沢山で、様々なプロダクト/インテリア・デザインの
プロトタイプのようなものが沢山展示されてました。

何か新しいことをやろうとしている人がこんなに沢山いるんだってことが
分かったのが一番の収穫。

あとは、フワフワの雲でいっぱいの会場デコレーションが良かった!

2009年11月3日火曜日

Moondog : The German Years 1977-1999






















先週土曜日のNEWSOUND @ NEWPORTは山崎真央がDJ

気が付けば15年来の付き合いで、元々はDJ仲間だったのですが、99年の5月に2人でニューヨークに旅行に行き、その勢いを持ち込んで同年8月から一緒にスパイラルレコーズを立ち上げた元相棒のマオ。

この日は彼の誕生日直前だったので、まわりの友達関係を沢山誘ってかなり良い感じ。おかげで途中からマオはDJを放棄して友達のテーブルを渡り歩いてすっかりホスト状態。俺も一緒に飲みたかったなぁ、、

いろいろなジャンルをかけてくれて飽きさせない選曲。中でも印象深かったのがこちら。MOONDOGの"HIGH ON A ROCKY LEDGE"。

盲目のミュージシャン。5番街のミニマリスト。
50年代にヴァイキングの衣装を身に纏ってニューヨークの路上で演奏した伝説のアーティスト。

その彼が70年代に移住したドイツ時代の音源を集めたアルバム、『THE GERMAN YERAS 1977-1999』に収録された楽曲で、ピアノの演奏をバックに穏やかに歌うヴォーカル曲。

このアルバム、ニューヨーク時代のような打楽器ミニマルやクラシカルな曲も良いが、歌ものが凄くいいんだよなぁ、、

"PARIS" "DO YOUR THING" "I'M THIS, I'M THAT"とか、オール・タイム・フェイヴァリットといっても過言ではない。

元々は2004年にドイツのレーベルがリリースしたものですが、AMAZONでチェックしたらもうすぐUS流通で再リリースされるみたいですね〜