2010年2月28日日曜日

Tica live at NEWPORT





















6年振りのニュー・アルバム『JOHNNY CLICHE』を発表したTICAがNEWPORTでライブやります!

より温かみを増した武田カオリのヒーリング・ボイスと、さらに深みを増した石井マサユキのギター。親密な空気の中で奏でられるTICAのライブをNEWPORTでぜひ体験してください!

<TICA Live at NEWPORT>

3月13日(土) ライブ・スタート 21:00
Music Charge 1,000円

詳細>> http://nwpt.jp/event/978

2010年2月23日火曜日

Testpattern : Ring Dance





先週NEWPORTで野崎君がかけていたTESTPATTERNの”RING DANCE"。

この曲もアーティストのことも全く知らなかった。最近の曲だと思ったら、83年のアルバムに入っていて、しかも日本のアーティストだと。

TESTPATTERNとは、比留間雅夫と市村文夫という本業はデザイナーの2人によるユニットで、細野晴臣がプロデュース。この曲は、「中間音楽」としてYENレーベルからリリースされたアルバム『APRES-MIDI』に収録の一曲で、ゆるいミニマル・アンビエント・テクノが今感全開。

アルバムはA面が歌もの、B面がインストだそうだ。一度CD化されているがとっくに廃盤。要望が高ければ再プレスするというこんなシステムがあるみたい。

http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=DYCL000000154

アマゾンでは中古CDが9,500円で売られてるからねぇ、、
再プレスしちゃってもいいんじゃないかなぁ。



2010年2月17日水曜日

Jaga Jazzist : One-Armed Bandit























先週青野さんがNEWPORTでかけていたJAGA JAZZISTの"BOOK OF GLASS"は、彼らのニュー・アルバム『ONE-ARMED BANDIT』からの曲。

JAGA JAZZISTはノルウェーの9人組のバンドで(現地ではヤガ・ヤシストと発音するらしい)、ジャズと言えばジャズなんだけど、あまりにも自由な曲の構成や様々な音楽要素が入り交じったサウンドのおかげで、出てきた当初からカテゴライズ不能なバンドだった。

強いて言えば、ジャズ/プログレ/ファンク/エレクトロニカに北欧特有の狂気を加えてごった煮した音楽、ということになるだろうか。初めて聴いたのはノルウェーのマイナー・レーベルから出ていた変なジャケのEPで(そういえば今はなきPOP BIZの倉庫をディグしていた時に見つけたんだ)、独特すぎる音と存在自体のマイナー感でビビッと来たのだった。その後SMALLTOWN SUPERSOUNDやNINJA TUNEがフックアップして今やすっかりワールドワイドなバンドになった。

『ONE-ARMED BANDIT』もいつもながら面白いアルバムだ。プログレみたいな曲、ライヒみたいなミニマル、ぶっ飛んだジャズと聴き応えたっぷり。軽くない、むしろ重い。でもそれが今の時代の空気にフィットしているような気がする。ミックスはジョン・マッケンタイアがやっている。

アルバムを買うほどではないって人なら、"BANANFLUER OVERALRT" "TOCCATA" "BOOK OF GLASS" あたりをダウンロードしてはどうでしょう。

http://itunes.apple.com/jp/album/one-armed-bandit/id344999786


2010年2月15日月曜日

ワイン・セミナー、そしてモルゴン2007飲み比べ

 



先日、ワインの試飲会とセミナーに参加して、フランスの生産者の方の話を直に聞く機会がありました。セミナーには3人の自然派の生産者が登場して、それぞれに面白い話。すごく勉強になりました。

ワインとは、気候、土壌、人柄を反映するものだということ。自然派は特にそうですよね。ヴィンテージによって同じキュヴェでも全く違うから。

この日のお三方は、

フィリップ・テシエ(生真面目で頑強な農民タイプ)
クリストフ・パカレ(若くて活発な雰囲気)
マチュ・ラピエール(素朴だが堂々とした感じ)↑上の写真

という風にそれぞれで、不思議とワインの味も人柄を反映しているように感じられました。いや、ほんとに。

マチュ・ラピエールは、フランス自然派ワインの巨匠マルセル・ラピエールの息子であり、現在はラピエールのワイン作りの現場を仕切っている人。そしてクリストフ・パカレは、そのマルセル・ラピエールの甥であり、ブルゴーニュ自然派のスター、フィリップ・パカレの従兄弟という血筋。この2人はともにブルゴーニュの南端、ボジョレーでワインを作っています。

僕が意識的にビオワインを飲み始めてから、最初に思ったのは、ビオは白が美味しいってこと。ドライでキリッとしているだけで個性の無い白ワインに慣らされてきた味覚には、ミネラルや凝縮感のある旨味たっぷりの白ワインが驚きでした。

そしてビオワインでもう一つ最初に思ったのは、重たくない赤ワインが本当に美味しいってこと。ピュアな果実味。軽いのにしっかり味がある。決して甘い訳ではなく、ブドウ本来の味を教えてくれる、そんな赤ワインがこれまた驚き。ボジョレーのマルセル・ラピエールがまさにそれでした。

ボジョレーと言えばヌーヴォーですが、決してそれだけではなく、熟成させたワインにも有名なものがあります。もっとも有名なのがマルセル・ラピエールの「モルゴン」でしょう。語るべきうんちくもその資格も持ち合わせていないので、以下はセミナーの時に試飲した2007年のモルゴンの感想です。



 


同じ2007年のマルセル・ラピエール・モルゴンの、SO2(酸化防止剤)添加微量と添加無しのワインの飲み比べという貴重な体験をさせて頂きました。マチュ・ラピエールが語っていたのは、ただ自然な方法で栽培や醸造をするからいいのではなく、ラピエールのドメーヌでは様々な努力と経験によって、天然酵母のみによる発酵をきちんとコントロールし、無濾過だからこそできる澱(おり)のおかげで酸化防止剤を添加しなくても醸造ができるのだということ。だからフィルターをかけて澱引きするなんて馬鹿げている、と言ってました。

少々マニアックな話になってきましたが、この酸化防止剤を加えた方と加えてない方の飲み比べ、びっくりするほどの違いがありました。加えた方も、1リットル当たりたったの35ミリグラムという微量なのですが、それだけでこうも違うのか、というぐらい。加えた方は少しタンニンを感じ、香りは閉じている。一方無添加の方は、最初から香り華やかで舌触りもなめらか。ピュアの極みのようなワインでした。「どちらが好きですか?」というマチュからの問いかけに対し、50名ほどの参加者全員がSO2無添加の方に手を挙げていました。

ちなみにNEWPORTでは、マルセル・ラピエールのモルゴン、SO2無添加のものを取り扱わせて頂いております。機会があればぜひお試しを。

2010年2月14日日曜日

Yossy Little Noise Weaver : Volcano





















YOSSY LITTLE NOISE WEAVERのニュー・アルバム『VOLCANO』が3月3日に出ます。今回は彼ら自身のレーベル”BUS RECORDS"から。

前作『WOVEN』を”farlove"から出させてもらって(スパイラル時代にやってたレーベルです)、YOSSYさん、ICCHIEさんとはそれ以来仲良くさせてもらってます。ここ最近のライブもよく見させてもらってます。

今度のアルバムは、今までのドリーミーなエレクトロニカの要素はほとんど無くなって・・・

つまり、ライブを重ねる毎にどんどんニューウェーブ・ファンク色が強まってきた最近の彼らをそのまま反映したアルバムになってます。かっこいいです。踊れます。

4月3日にはCAYでリリースパーティーもありますが、まずはアルバムをチェックして下さい!!

http://www.myspace.com/yossylittlenoiseweaver
(新作の音源まだ上がってませんが、きっと近いうちに)

2010年2月8日月曜日

Fifty Foot Hose : God Bless The Child






















藏所君のNEWPORTでのDJ良かったな。バレンタインに絡めて、「愛」をテーマに選曲するということで、BEATLESの"ALL YOU NEED IS LOVE"をわざわざエディットして持って来てくれたり。

さすが元ボンジュールのバイヤー(いつまでいたんだっけ?)、いろんなジャンルからの切り取り方なんか上手くて、この曲なんだろう?って思わせるセンスがあるというか。

曲名を聞いて特にびっくりしたのが2曲あって、一つはREGGAE DISCO ROCKERSがカバーしたPIZZICATO FIVEの"きみみたいにきれいな女の子”っていう曲。ピチカート、初期以外は全く聴いて来なかったけど、この曲は良かった。でもRDRのカバーの方が俺は好きかもです。

そしてもう一曲がFIFTY FOOT HOSEの”GOD BLESS THE CHILD"。サンフランシスコのサイケ・バンドの68年のアルバム『CAULDRON』に入ってる曲で、BILLY HOLIDAYのカバー。

このアルバムが再発で出てた頃、自分のモードとしてはあんまりサイケって感じでもなくてパスしてたアルバム。藏所君は学生の時に、サイケ好きの先輩に「これなら聴きやすいよ」ってすすめられて聴いてみたとか。

テルミンやオシレーターがビヨビヨいってますが、グルーヴのある曲も多くてDJネタとしても知られるアルバム。その中にあって、終盤に登場するBILLY HOLIDAYの甘美なるサイケ・カバーのこの曲はうっとりするような名曲!いわゆる聴かず嫌いの典型でした。勉強になりました!


2010年2月6日土曜日

The Album Leaf : A Chorus Of Storytellers

 



ALBUM LEAFの新作『A CHORUS OF STORYTELLERS』すごくいい!
ここ数日、毎日2回ずつ聴いてる。

いつも言われてきたようなポストロック+エレクトロニカなサウンドやALBUM LEAFらしいグッと来るメロディーは健在。新しいことは何もない。でもすごくいいんだな。

ミックスは今回もアイスランドでSIGUR ROSのメンバーがやってて、そういうのは前と同じだが、今までのジミー・ラヴェルのソロ・プロジェクトとしての色合いからよりバンドっぽくなったと言えるのかもしれない。ライブの時のバンドメンバーがレコーディングにも全面的に参加してるようなので。

こういうのを聴くと、まだまだアルバムの意味ってあるなと思う。

2月5日16時30分頃の世田谷区北沢の空



















2010年2月4日木曜日

Wally Badarou 新曲























なんとWALLY BADAROUが新曲を発表!(これもTwitterで知った)
今のところデジタル・オンリーですが、そのうちCDアルバムも出るの??

WALLY BADAROUと言えば、ニュー・エイジ、アンビエント、カリブ、アフリカ、ダブ、ヒップホップの要素をすべて内包した奇跡的傑作アルバム『ECHOES』(84年)で有名なキーボード奏者。彼の経歴については、89年のアルバム『WORDS OF A MOUNTAIN』のVIVIEN GOLDMANによるライナーノーツに詳しい。

西アフリカのベナン出身。父親は外交官で、WALLY自身も幼い頃からヨーロッパ各国で暮らし、後にパリに留学。そしてキーボード演奏開始。やがてMやLEVEL 42でキーボードを弾くこととなる。

その頃、ちょうどGRACE JONESの 『WARM LEATHERETTE』のためにキーボーディストを探していたISLAND RECORDSの社長CHRIS BLACKWELLの目にとまりレコーディングに参加。それがBLACKWELLに確信を与え、WALLY BADAROUとSLY & ROBBIEを中心に「ナッソー・サウンド」を構想。すなはち、バハマのナッソーに作られたCOMPASS POINT STUDIOである。だからWALLY BADAROUはある意味、ISLANDの全盛期を支えたミュージシャンの1人なのだ。

かれこれ20年ぶり?90年代以降リリースはないよね?

知る人ぞ知る的なミュージシャンなので、知らない人も多いかも。まず『ECHOES』から聴いてみることをおすすめします。 CDはとっくの昔に廃盤ですが、今はiTunesでダウンロード可能。MASSIVE ATTACKの1STネタの"MAMBO"、クラブ・クラシックの"HI-LIFE" "CHIEF INSPECTOR" など全曲良いです。("WALTZ"も!)


http://ax.itunes.apple.com/jp/artist/wally-badarou/id33782793

俺はファンだから新曲"FISHERMAN"と"DAIQUIRI DIARIES"買ったけど、ファンじゃなければ正直買う程ではないかもですー











ちなみに〜

アーヴァン感の竹田さんは97年に旅行でバハマを訪れて、COMPASS POINT STUDIOに行って中にも入れてもらったらしい!!羨ましい!!

2010年2月3日水曜日

Stan Getz : I'm Late, I'm Late























先週土曜日にサッパがNEWPORTでかけてたSTAN GETZの"I'M LATE, I'M LATE"。

STAN GETZにはあんまりいい印象を持ってなくて、これが入ってるアルバム『FOCUS』も聴いたことなかったのだが、この曲は凄い良くてびっくり。

チェックしたら、このアルバムはジャズからクラシックに移行したアレンジャー、EDDIE SAUTERという人が全編アレンジを手掛けた作品で、ストリングスの室内楽団がバックを務めているようだ。

スピード感のあるドラムと、スリリングなストリングスがかっこいい。その上でゲッツがインプロヴィゼーション。でもやっぱ、ちょっと吹き過ぎな気もする、個人的好みで言えば、、

とりあえず1曲だけDLしました〜

2010年2月2日火曜日

D'Angelo 新曲

昨日はTwitter上でもいろんなツイートが飛び交っていたD'ANGELOの新曲!マスタリング前のトラックを誰かがリークしたってことみたいですが、、





遂にニュー・アルバム出るの?だとしたら相当楽しみだ〜

2000年のセカンド・アルバム『VOODOO』から10年経過。あんな凄いアルバム作っちゃったら自分で自分を超えられないだろうなぁ、なんて心配してましたが、どうでしょうね。

この曲を聴く限りでは、まだわかんない。。