2010年2月17日水曜日

Jaga Jazzist : One-Armed Bandit























先週青野さんがNEWPORTでかけていたJAGA JAZZISTの"BOOK OF GLASS"は、彼らのニュー・アルバム『ONE-ARMED BANDIT』からの曲。

JAGA JAZZISTはノルウェーの9人組のバンドで(現地ではヤガ・ヤシストと発音するらしい)、ジャズと言えばジャズなんだけど、あまりにも自由な曲の構成や様々な音楽要素が入り交じったサウンドのおかげで、出てきた当初からカテゴライズ不能なバンドだった。

強いて言えば、ジャズ/プログレ/ファンク/エレクトロニカに北欧特有の狂気を加えてごった煮した音楽、ということになるだろうか。初めて聴いたのはノルウェーのマイナー・レーベルから出ていた変なジャケのEPで(そういえば今はなきPOP BIZの倉庫をディグしていた時に見つけたんだ)、独特すぎる音と存在自体のマイナー感でビビッと来たのだった。その後SMALLTOWN SUPERSOUNDやNINJA TUNEがフックアップして今やすっかりワールドワイドなバンドになった。

『ONE-ARMED BANDIT』もいつもながら面白いアルバムだ。プログレみたいな曲、ライヒみたいなミニマル、ぶっ飛んだジャズと聴き応えたっぷり。軽くない、むしろ重い。でもそれが今の時代の空気にフィットしているような気がする。ミックスはジョン・マッケンタイアがやっている。

アルバムを買うほどではないって人なら、"BANANFLUER OVERALRT" "TOCCATA" "BOOK OF GLASS" あたりをダウンロードしてはどうでしょう。

http://itunes.apple.com/jp/album/one-armed-bandit/id344999786


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