2010年7月23日金曜日

『ドアーズ/まぼろしの世界』



























THE DOORSのドキュメンタリー映画『ドアーズ/まぼろしの世界』の試写会に行ってきました。めちゃくちゃ良かったです!これは観た方がいい!(10月公開予定なのでだいぶ先ですが)







監督はトム・ディチロ。ジャームッシュの『ストレンジャー・ザン・パラダイス』の撮影監督を務め、ブラッド・ピットが主演した『ジョニー・スエード』(懐かしい。。)で監督デビュー。その後も(日本未公開の)インディ・フィルムを何本か監督しているニューヨークの映画人みたいです。

『ドアーズ/まぼろしの世界』では、すべて60〜70年代当時の映像を使用。映画のための回想インタビューの類いは一切なし。あとはドアーズの音楽と、ジョニー・デップのナレーションのみ。

この映画を観て改めて思ったのは、彼ら4人はみんな22歳とかでデビューして、いきなりあんな革新的な音楽をやって、セカンド・シングル "LIGHT MY FIRE" が全米1位にまでなって、そしてそんな空気を生んだ60年代のアメリカって一体なんだったんだろう、ということでした。あれが22歳だもんなぁ。いかれてるよ。

それから、ジム・モリソン以外の3人、レイ・マンザレク(key)、ロビー・クリーガー(g)、ジョン・デンズモア(ds)がやっぱり凄かった。かっこいい。ドラムの良さを再発見。デンズモアは元々ジャズをやっていて、エルヴィン・ジョーンズに影響を受けたようです。

映像としては、ライブ・シーンは勿論なんですが、各アルバムのレコーディングのシーンがかなり興味深い。ファースト・アルバム、そしてモリソンの遺作となった『L.A. WOMAN』の逸話には胸に来るものがありました。

ちょうど今、夜中に雨が降り始めたので、最後にこの曲を。



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